障害者サポートセンターあすかの紹介


活動目的 (ミッション)

特定非営利活動法人あすかは、障害を持っていても地域社会の一員として当たり前に受け入れられ、生活し働き、共に働く喜びを感じることで生活の質の向上を図り、地域の中で暮らしていけるようにサポートすることを目的としています。当法人は平成26年4月に特定非営利活動法人の申請書類を提出し、平成26年8月21日には認証され、平成27年度4月より会津若松市を中心に障害者総合支援法に基づく相談支援事業「障害者サポートセンターあすか」を行っています。



役割

障害者等の福祉に関し市町村は必要な情報の提供を行っていますが、その情報は広報紙やパンフレット等の配付に留まってしまいます。しかし、障害者と直接接する相談支援事業者(相談支援専門員)と行政とが協力、連携すれば、情報の提供は具体化され、当該地域の障害者等の福祉に関する機能の強化を図ることとが可能となります。しかし、平成26年10月に行われた第1回福島県自立支援協議会会議では「福祉サービスの利用者全員に希望する生活を一緒に考えてくれる相談員が配置される体制作り」が課題となったり、今年2月に行われた第2回同会議では「相談支援専門員の人材不足」や「熟達者不足」が指摘されているのが現状です。この大きな課題を解決する糸口に「障害者サポートセンターあすか」が役立てられればと考えています。


目指す将来の姿

当法人の相談支援専門員は、自らが視覚障害を有することから、地域の障害者と対等な立場で社会資源を提供し、必要不可欠な情報を具体的に提示することが可能です。また、依田みきは、埼玉県や東京都で10年以上相談支援専門員として活動してきた経験を持っています。関東はもちろんのこと全国に持つネットワークを生かし幅広く情報を収集し会津地域に暮らす障害者に提供することができます。このような観点から会津地域に留まらず福島県全域における相談支援事業の活性化に寄与することが可能であると考えています。


期待されている成果

各地に点在し孤立していた障害者が当事業所で行うピアカウンセリングや自立生活プログラムを通して自信と尊厳を取り戻すことができ、その場で知り合った仲間と交流することで個人のニーズに止まらず広い視野で障害者全般の必要とする社会資源を国や自治体に発信していくことができるようになります。このように障害当事者も支援を受けるだけの存在ではなく健常者と共に会津地域の福祉向上を目指し、支援者や地域住民と協力しながら会津地域のみならず福島県の福祉を発展させることが期待できます。